【完全保存版】プロが教えるダイビング初心者の不安を99%除去するコツ4選

スキューバダイビングはとても魅力的なレジャーで、様々な楽しみ方があります。

サンゴ礁に住むカラフルな魚たちを間近で観察したり、マンタやサメなどの大物と遭遇したり、無重力状態を体験できたり、沈没船や洞窟の中を探検したりと、その楽しさは無限大。

しかしそこには、多くの危険が潜んでいるのをご存知でしょうか。

今回はダイビングインストラクター経験がある私から、初心者がダイビングを安全に楽しむためのコツを4つご紹介します。

 

1.呼吸の方法

スキューバダイビングには守るべきルールがいくつかあります。
その中でも最重要視されているのルールの1つが呼吸です。

具体的には”絶対に呼吸を止めてはならない”という内容です。

もし呼吸を止めた状態で浮上してしまうと、肺が膨張し、最悪の場合肺が破裂してしまう危険があります。

そのため、"絶対に呼吸を止めてはならない"というポイントを踏まえて呼吸のコツをお教えします。

 

呼吸はゆっくり

ダイビング経験が浅い段階だと、どうしても焦ってしまって呼吸も早くなりがちです。
しかし、焦って呼吸の回数が増やす行為は、余計苦しくなる原因なのです。
呼吸をする時は3秒以上かけてゆっくりと空気を吸い、3秒以上かけてゆっくり空気を吐きましょう。

それでも苦しさを覚える場合は、一度肺の中の空気をすべて吐ききってください。

苦しくなると"吸おう、吸おう"としてしまいがちですが、これも苦しくなる原因。
肺の空気を出し切ることで、新しい新鮮な空気が肺に取り込まれ、酸素が循環します。

 

吸う時はストロー
吐く時はロウソク

ダイビング中の呼吸は基本的に口だけで呼吸をします。
そのため、鼻から吸えない違和感から息苦しさを感じる方もいらっしゃいます。

そんな方へ、ストロー&ロウソク戦法をお教えします。
これからお教えする2つのことをイメージしてください。

 

1.コップに残っている数滴のジュースをストローで飲む

ジュースをストローで飲んだ経験はどなたもおありだと思います。
その時にコップに入ったジュースを一滴も残らず飲み干すイメージしてください。
ジュースが残りわずかになったら「ジュルジュル」と音を立てて飲み干しますよね?
そのイメージができると自然に苦しさを感じることなく、口だけで空気を吸う事ができます。

 

2.バースデーケーキのロウソクの火を一発で消す

バースデーケーキのロウソクに灯された火を吐息で消した経験は、多くの方がおありだと思います。
その火を一発の吐息で全て消すイメージをしてください。
火をすべて消そうと思ったら、吐く時間をできるだけ長くするために調整しますよね?
この時、鼻から息を吐いてしまうとすぐ息が切れてしまうので、鼻から息は吐きません。
そのイメージができると口からゆっくりと空気を吐くことができます。

 

2.耳抜きの方法

深く潜れば潜るほど、体には水圧がかかることを理解しておきましょう。

人間の体の半分以上は水分で形成されているため、水圧の影響を受ける部位は限られています。

しかし、人間の頭部の副鼻腔には空洞が存在し、水圧の影響を多大に受けます。
簡単に言うと、深く潜るにつれて水圧で鼓膜が圧迫されます

その水圧による鼓膜の圧迫を防ぐスキルが耳抜きです。

では、耳抜きはいつ、どのようにやればいいのか?
その疑問を解消していきましょう。

耳抜きは、ダイビング中こまめに行うことが必要です。

具体的には10~30秒に1回のペースがオススメです

理論的には水深が深くなる度に耳抜きをしなければなりませんが、ダイビング中は気づかぬうちに水深の変化を無数に繰り返しています。
とくに初めのうちは、水深の変化に気づかずに、耳抜きが遅れてしまいがちです。

耳抜きが遅れてしまうと、中耳炎を引き起こしてしまったり、最悪の場合鼓膜が破けてしまいます。

そうなってからでは遅いので、こまめに耳抜きをすることを意識しましょう。

 

耳抜きの方法

耳抜き

最も一般的な耳抜きの方法をご紹介します。

まずは鼻を手でつまんだ状態で、鼻からゆっくりと息を送りこんでみましょう。
両耳から"ポコッ"という音が聞こえれば、耳抜きは成功しています。

この時、力いっぱい鼻から息を送り込む必要はありません。
むしろ耳を傷めてしまう行為なので、無理せずゆっくりと送り込んであげましょう。

それでも抜けにくい場合は、2つ目の方法としてツバを飲み込んでみましょう

人によってはツバを飲み込む方法の方がやりやすいという方もいらっしゃいます。

 

抜けにくい場合の対処方法

上記2つの方法を試しても抜けない場合は、耳抜きがしやすくなるちょっとしたコツがあります。

世界的に有名なダイビングライセンス認定機関であるPADIでは、
"少しだけ浅い深度に移動して抜けるまで待つ"という方法が推奨されています。
少しだけというのがポイントで、もし完全に水面まで浮上してしまうと、またゼロから耳抜きをやりなおさなければならなくなります

耳抜きができない場合は、抜けない側の耳を人差し指で差して、ガイドに伝えましょう。
その後は耳抜きが完全にできる深度までゆっくりと浮上し、耳抜きができて初めて深い深度に移動しましょう。

また、抜けにくい側の耳を上、つまり水面側に向けて首筋をさすると、耳抜きが成功する人も中にはいます。

 

3.マスクの水を水中で抜く方法

ダイビング業界でいうマスクは、目と鼻を覆う水中メガネのことを指します。

慣れてくると、マスクの中に水がどれだけ入ってこようが大丈夫なことが分かるのですが、どうしても初めのうちはマスクに入ってきた水は不快感以外の何でもありませんよね。

そもそもマスクに水が入る原因はいくつかあるのでまとめてみました。

 

1.髪の毛がマスクの中に入っている

この状態だと、本来密着すべきマスクのシリコン部分と顔の皮膚の間に隙間ができてしまい、そこから水が浸入してきます。
マスクを着けるときには、一度誰かに髪の毛が入っていないかを見てもらうといいですね。

 

2.マスクの位置が悪い

マスクには正しい位置があります。
まず、マスクのバンドは必ず耳よりも高い位置にもって行きましょう。
マスクのバンドが耳に被っていると、マスクがはずれやすくなるだけでなく、耳が痛くなってきます。
また、上唇とマスクのシリコンの間があまりあかないようにしましょう。
これは、水が浸入しないようにシリコンで確実に鼻まで覆ってしまうためです。

3.そもそも顔の形に合っていない

全ての人の顔にフィットする万能なマスクは存在しません。
なぜなら、顔の形は人によって異なるからです。
例えば、日本人の方が海外製のマスクを付けるとフィットしない事がたまにあります。
マスクから受けるストレスを極限まで無くしたい日本人の方は、日本人の顔に合う日本製のマスクを着用しましょう。

 

マスクの水を抜く手順

マスクの水を抜く手順をシンプルに紹介します。
不安な方は以下の3ステップを参考にイメージトレーニングを積みましょう。

1.両手でマスクのフレームの上をおさえる

2.口から空気を吸う

3.鼻から息を吐きながら真上を見上げる

です。

より確実に抜くためのコツは、最低3秒以上かけて鼻から息を吐くこと。
短時間に大量の空気を鼻から吐く必要はありません。
ゆっくり吐けば吐くほどマスクの水は抜けていきます。

そしてもう1つのコツは真上を見上げること。
真上を見上げなくても、約8割の水はマスクから抜けますが、残りの約2割の水はマスクの構造上、どうしても残ってしまいます。
真上を見上げるとマスクの隅に溜まった水を完全に抜くことができます。

ぜひお試しあれ。

 

4.水中でバランスをとる方法

"水中でのバランスのとり方が分からない"という事態は、ダイビングを始めたばかりの人が抱えやすい問題の1つ。

ここで少しだけ、ダイビング器材の重さについて触れておきましょう。

種類と大きさによりますが、背中に担ぐタンクは約15kg~20kgの重量があります。
それに加えて、腰には重りを巻き付ける必要がありますし、BCD(ジャケット)やレギュレーター(呼吸器)もそこそこ重たいため、総重量20キロを超える重装備をした状態で海の中を潜っていることになります。

実際は水中を泳ぐため、陸上程その重さは感じませんが、それでも重たく誰でも簡単にバランスがとれるわけではありません。

私自身も最初の頃はバランスをとるのが苦手で、しょっちゅう岩に激突していました(笑)

もし、"私なんか泳ぐの下手だし、ダイビングに向いていないんだわ"と思っている方は、そこまで落ち込む必要はありませんよ。

では水中でバランスをとる方法を紹介する前に、バランスが悪くなる原因をいくつかご紹介しましょう。

 

1.BCD(ジャケット)のフィット性が悪い

ダイビング器材は自分の体のサイズに合ったものを選ぶべきです。
もちろん、BCDもその対象になります。
自分の体に対してサイズが大きかったり、腰や肩回りのベルトが緩い場合にバランスが悪くなります。
ダイビング前にスタッフに体にフィットしたBCDを選んでもらい、正しく装着しましょう。

 

水中でバランスをとるコツ

背中に固定された大きなタンクがありますね。
このタンクの位置は水中でバランスを上手くとるために、とても重要な役割を果たしています。
タンクが傾くと、それに追従するように体も傾いてしまうため、
"タンクはつねに背中の中心にあるように"しましょう。

傾いたタンクを背中の中心にもってくるコツとして、リュックサックを背負いなおす時のように、肩を大きくゆすってみましょう。

初めのうちは常に"タンクを背中の中心に置く"意識をはたらかせておくといいですね。

 

水中で理想的な姿勢は"流線型"

水中を泳ぐ練習風景

ダイビング中の理想的で一番楽な姿勢は"流線型"です。
自分が流線型を保てているかどうかを知るためには、以下3つのポイントをチェックしてみましょう。

1.身体が水平になっている

2.背筋が伸びている(タンクとお尻をくっつけるイメージ)

3.顔は進行方向を向いている

これらができていると、身体にかかる負荷が少なくなり、ダイビングが快適になりますよ。

 

まとめ

今回はダイビングの不安要素を除去するための方法を4つご紹介しました。

1.呼吸の方法

2.耳抜きの方法

3.マスクの水を水中で抜く方法

4.バランスをとる方法

ダイビングを始めたばかりの人の多くの悩みは、だいたいこの4つに集約できるのではないでしょうか。

これらの不安を取り払う事ができれば、あなたのダイビングライフは格段と楽しいものになるでしょう。

最後に私からのアドバイス。

「とにかく数をこなして練習あるのみです。」

記事に書いていない内容以外の不明点がある場合は、遠慮なくコメントで質問してくださいね。

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